仁王2 – 喜びは落命の数に比例する –

ゲーム

「和風ダークソウル」
2017年に初代『仁王』が発売された当初はそう言われていました。

『ダークソウル』とはいわゆる”死にゲー”。
非常に難易度が高いため、ボス戦に向かう道中で死ぬのすら当たり前。

『仁王』はダークソウルの作風を押さえつつ、
舞台を関ケ原の戦いが起きていた日本にするといった、
コーエーテクモならではの要素が活かされています。

今回はその『仁王』の続編である『仁王2』を感想・レビューも交えて紹介していきます。

仁王2とは?

タイトル通り『仁王』の続編であり、2020年に発売。

『仁王2』は続編でありながら、舞台は戦国時代の日本。
初代より一昔前の時代を描いています。

織田信長や豊臣秀吉など日本史でお馴染みの人物が登場し、
本能寺の変などの史実をベースにしたストーリーが展開します。
そこに妖怪などの要素が加わり、多様な歴史上の人物たちが物語を繰り広げる…
正に「和風ダークファンタジー」と呼ぶのに相応しい作品です。

しかし先程も言った通り、難易度に関しては非常に高いです。
ボスが異様に強いのは言うまでもなく、道中も理不尽な仕掛けが沢山…
プレイする上ではその点を覚悟しなくてはいけませんね (;^ω^)

こんな方にオススメ

日本史が好き

特に戦国時代が好きで、”織田信長”という名前を聞いた途端にワクワクしてしまう方には
うってつけと言えます。
しかし、

日本史にファンタジーな要素はいらん!!

など厳格な日本史ファンには合わないかもしれませんね(笑)

達成感を重視する

この点はダークソウルなどソウルライク系の作品全般に言えることですが、
難易度が高いほどにやりがいを感じる方にはピッタリですね。
敵だらけの道中を乗り越えて、強いボスを撃破する…
その時に味わえる達成感はとても大きいです。

キャラ育成が好き

仁王2はキャラ育成の楽しさも大きな魅力です。

主人公はプレイヤー自らがキャラメイク可能であり、
顔や体形など色々細かく調整可能。
多少の器用さは必要ですが、好きな芸能人をモデルにしたキャラもメイキング可能。

ステータスに関しては、レベルアップの度に上げたい項目を伸ばせます。
”武”と”剛”を重点的に伸ばして脳筋スタイル、”呪”を伸ばして陰陽スタイル…
自身の攻略スタイルにあったキャラが作れます。

また攻略を進めていけば、多種多様な防具や武器が入手出来ます。
好きな防具をコーディネートして、カッコ良いキャラに仕上げるのも乙なもの。
また防具には種類があり、兜から足甲まで同種類の防具で揃えれば「揃え効果」が発動。
近接ダメージ5%上昇、被ダメージ6%軽減などその恩恵はとても大きいです。

西洋ファンタジーに飽きた

ソウルライク系の作品はダークソウルをはじめ、主に西洋ファンタジーを題材にしているのが大半。
(中にはSF系の作品もありますが)

対して仁王シリーズは日本ならではの魅力に満ちた作品。
全国で過酷な合戦を繰り広げていた戦国時代の日本、
そこに妖怪や陰陽術などの要素が加わり、
和風ファンタジーな大河ドラマが展開されます。

難易度も”仁王”レベル!?

先程から述べている通り、仁王2は高難度なゲーム。
しかもその難易度は人によっては「フロムゲー以上!!」と感じるかもしれません。

実際、私もプレイし始めた時はそう感じていました(笑)
自慢ではありませんが、私はエルデンリング・ダクソ(3とリマスター)・Bloodborne・SEKIROと
クリア済みです。
なのでプレイしたての頃は「案外スムーズに進めるかも」とタカを括ってましたが、
序盤から落命しまくり…

当然ですが、仁王2にはフロムゲーとは異なる難しさがありますね。

覚えることが多すぎる

仁王2は色々なシステムを駆使しつつ、攻略を進めるゲームです。

スタミナ回復を早める”残心”、状況に応じて上・中・下と武器の”構え変更”、
他にも妖怪技、妖怪化、守護霊…

色々と覚える事が多いです!!

開発スタッフの悪意(!?)

フロムゲーにおいても「スタッフの悪意」が話題になってますが、
仁王2はそれ以上に悪意を感じる場面が多いです。

まず敵が異様に意地悪なんですよね(;^ω^)

道中探索していてアイテムを見つけて駆け寄った途端…
上から敵が降ってきて攻撃を喰らうなんてのはザラです。
死角に敵が潜んでいるなんて当たり前、道が狭いところで複数戦を仕掛けられたりと
プレイヤーをとことんイライラさせる仕様になってます😓

これからプレイする方へ

戦国時代の史実に妖怪や陰陽術などの要素が加わり、
「和風ダークソウル」という立ち位置を確立した『仁王2』

日本史(特に戦国時代)が好きで、妖怪などオカルトも好きな方には
ツボにハマる世界観のゲーム。

しかし死にゲーと評されている通り、難易度も”仁王”そのもの(笑)
敵の火力と耐久力が非常に高く、ちょっと油断しただけでも落命します。
実際私も何度落命したことやら…
おそらく何百回、下手したら1000回は超えてるかもしれませんね (;^ω^)

高難度な故にプレイヤーにかかるストレスは大きいですが、
それを乗り越えて攻略した時の達成感も非常に大きいです。

自身の理想のキャラを作って、戦国時代を駆け回りたい方は是非プレイしてみることをオススメします。
(忍耐と根気は必須ですけどね)

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