本屋がなくなる!?

社会

前回の記事より1年以上ブランクが空いてしまいました…(-_-;)

最近YouTubeのむずび大学チャンネル内の『日本から本屋が消えるとヤバい理由』を観て、
色々思うことがあり久しぶりにブログを書きました。
何せX(旧Twitter)では収まりきらなかったので。

日本国内における本屋の店舗数】
1990年代 ⇒ 2万3000店
2022年 ⇒ 1万1495店
※いずれも動画『日本から本屋が消えるとヤバい理由』より引用


ちなみに日本国内の全ての市町村の内、その3割は本屋がないとか。
以前からリアルにおける書店が減少しているなとは思ってましたが、数値で見ると事態の深刻さを改めて実感させられますね。

大型書店は店舗数が増えている反面、中小の個人経営の書店は店舗数・売上共に年々減少しているという。
書籍の販売は店側の利益がお世辞にも多いとは言えず、主な理由としては書籍を取り寄せる際に取次業者へ払う手数料が多すぎるとか。

またAmazonをはじめとしたECサイトの台頭、電子書籍の普及…
本屋の経営を圧迫する要因は探せばまだまだありそうですね。

卸売り業者へ払う高額なマージン、ECサイトの普及…
先程も述べたこれらの理由もあるのは事実でしょう。
しかし自分も含めた読者側も紙の本に対する意識を変えていく必要があると思いました。

普段通勤時の電車内において、文庫など本を読んでいる方はどれだけいるでしょうか?
おそらくスマホで情報収集している方が大半かと思われます。

私自身に関してですが、電車内で過ごす際は意識的に文庫本を読んでいます。
(よほど満員列車でない限り)
しかし読書というのは案外面倒臭いもの。
まして仕事帰りで心身共にヘトヘトな状態であれば、活字を目で追うのはとてもシンドイです。
読み始めたものはいいけれど、途中で眠くなってしまい読書を中断なんてことはザラ。

反面スマホであれば、ショート動画など読書よりも気軽にサクッと楽しめるコンテンツが多数あります。情報収集の為にSNSをチラッと見たり、サブスクで音楽を聴くことだって可能ですからね。
またkindleなど電子書籍においては、キーワード検索で目当てのページへ飛ぶ等の便利な機能もあるでしょうしね。

そう考えると紙の本での読書は「面倒臭い」のかもしれません。
私もそう思う時が多々あります(苦笑)
しかし手触りや紙の匂いなどは紙の本ならではのもの。
私は特にページをめくる時の感触が好きです。
「自分はこの本で学んでいる」ことを指先を通じて実感できるので。

もし「紙の本での読書したいけど、なんだか億劫…」と思っているのであれば、
少しずつでも慣れていくことから始めるのが良いと思います。

私のおすすめ手段としては…

①まず古本屋で100~300円の安くて薄手の文庫本を購入
②ソレを電車での移動時などスキマ時間に手にしてみる
③1~3ページでも良いので読む

「読書」って聞くと堅苦しいイメージがあるのも事実。
そのイメージを払拭し、紙の本での読書を身近なものにしていく。
紙の本で読書する人が増えていけば、本屋へのニーズも上がっていくでしょう。

私のおすすめ本

紙の本での読書に慣れようとしても、「気軽に読める本って何?」と思ってしまいがち。
ここで読みやすくて気軽に楽しめる本を紹介させて頂きます。
とはいえ古本ではありませんけどね…(;^ω^)

【わたしの小さな古本屋】
岡山県倉敷市にて『蟲文庫』という古本屋を経営する女性店主のエッセイ本。
高校卒業後に就職して働いていた会社を辞めて、未経験から古本屋を始めた田中美穂さん。

お店の経営が軌道に乗るまでの苦労、苔の観察など自身が好きなこと…
多様なエピソードが楽しめる一冊。
一章(一節)ごとのページもそれほど多くなく、文章も日記調で読みやすい。

古本屋に興味がある、好きなことを仕事にしたい…
日頃からそう思っている方には特におススメの一冊です。

わたしの小さな古本屋【電子書籍】[ 田中美穂 ]

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感想(0件)

とはいえ読書するために本を買うならば「ネットで買う方が良い!!」と大半の方が思ってしまう筈。
欲しい本・興味あるジャンル…これらにまつわるキーワードで検索する、そうすれば目当ての書籍が多数ヒットするのが今の時代。
それにリアルの本屋では入荷していない書籍でもネットではすぐ購入出来る場合も多い。

そう考えるとやはりリアルの本屋が存続していくのは厳しいのか…
それは否定出来ないでしょう。
しかしECサイトでは体感出来ないリアルの本屋ならでは魅力があるのも事実。

ここからは私的な体感になりますが…
本屋に足を踏み入れた時に感じる洗練された空気感。
多くの書籍が詰まった棚が立ち並ぶ店内にいると「いるだけで自然と頭が良くなりそう」って自然と思ってしまう。
何度そんな錯覚に陥ったことやら(笑)

何よりリアルの本屋の一番の醍醐味は”思わぬ良書との偶然の出会い”ではないでしょうか。
「たまたま表紙のデザインに惹かれ購入、読んでみたら予想以上に面白かった。」
本屋通いをしていて、そんなラッキーな経験をした方もいるかと思います。
(もちろんハズレを引いてしまうこともありますけどね…)

リアル店舗の本屋の経営は年々厳しくなっているのは事実。
でも特定のジャンルに絞って専門性を強めるなど、様々な工夫をして生き残っている本屋も存在しているのですよね。

東京、ベストインデペンデント書店15選
本屋のアンテナショップや、アートと本を横断する実験場など

文学、映画、芸術、旅…特定のジャンルに絞っている故かどの店舗も店内レイアウトが個性的な印象。
店内をめぐっているだけでも楽しめそうです。

また紙の本もとい読書に慣れていくことが大事だと思いました。
1日数ページずつでも読みやすい本から読んでみて、日々それを積み重ねる…
「読書」は勉強と同様にお堅いイメージを抱きがち。
そのイメージを少しづつ払拭し、本(読書)を身近なものにしていく。

海沼さんと及川さんの動画を観終わった時、
私も読書することで学びを深め、リアルの本屋巡りをより楽しんでいきたいと思いました。

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