ツイート中にあるセリフはどれも正論ですね。
辛い事から逃げて楽ばかりしていたら人間は成長しないですし。
しかしその正論は如何なる場合においても本当に正しいのでしょうか?
苦労は必ずしも成長につながるのか
「苦労や困難があってこそ、人は成長できる」
それ自体は間違っているとは思いません。
しかし多くの苦労や困難に見舞われたからといって、報われたり成長したりするとは限らないのも事実だと思います。
時に「それは勝ち組のポジションにいるから言えるのでは?」と思う事すらあります。
そう言うと、
「努力が報われるとは限らない。だが結果を出している人間は誰しも血の滲む程の努力をしている」
という風なセリフが返ってくるかもしれません。
※上記の台詞は某国民的ボクシング漫画を参考にしました
なおセリフの中にある”血の滲む程の~”というくだりは、”何らかの代償を払っている”という台詞に置き換えても通用するでしょう。
正しさだけでは割り切れない
しかしいくら努力が大事だと頭で分かっていても、なかなか行動出来ない…
苦労を避けて、楽な方へと逃げてしまう。
それも人間の性質ですかね。
私自身、学生の頃の受験シーズンにおいても、勉強しないでゲーム三昧の時がありましたからね。
それどころか「やらなきゃいけない!!」って頭で思う程、”しなきゃならない勉強”に対する抵抗意識が強くなりましたね。
また勉強や仕事に限らず、「見てないドラマの続きをみなきゃ!!」と思うのに、YouTubeで動画サーフィンをしてしまう事があります(苦笑)
人間というのは”義務”や”正しさ”を強調するものに対して、抵抗意識を感じてしまう性質があるのでしょうか…?
ソレに関しては未だ考えても答えが出ない状態です💦
人の内面は分からないもの
確かに人間ぬるま湯に浸かっていたままでは成長出来ないのは事実。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉もある位ですし、厳しい環境に身を置いた方が精神的に鍛えられますからね。
とはいえ厳しさに耐えられるポテンシャルというのは人によってそれぞれ。
あまり自分を追い込みすぎると、身も心もポキっと折れてしまうリスクがあります。
それに傍からみればぬるま湯に浸かっている様に見える人でも、内面では言葉に出来ない苦悩を抱えているかもしれません。
「やりたい事があるけど、なかなか行動に移せない」
という自分の性格が悩みの人もいるかもしれません。
(私自身も出来ない理由を考えすぎて行動に移せない事が多いタイプ💦)
負の感情と向き合う
「石の上にも三年」「涙の数だけ強くなれる」…
こういう言葉で自分に発破をかけて耐え抜く事自体は大事だと思います。
現実は思い通りにならないもの、ましてや社会に出て働くなら尚更。
ストレスに押しつぶされない為にも、自分で発破をかける事も必要になるでしょうし。
しかし人間ってのは頭で割り切ろうとしても、なかなか上手くいかないもの。
人間には感情や欲望があるのだし、何でもかんでも正論や理屈だけで割り切れないのも当然かと思います。
それに無理して不満を抑えこんで割り切ろうとすると、いつか反動がくる恐れもあるでしょう。
自分に言い聞かせる前に、自分の「嫌だ!!」という感情を意識してみる。
自分の負の感情と向き合うのは勇気がいるけれど、それが案外有効なのかもしれません。
「今の世の中のルールがどうしても納得がいかない」
「最近決められた法案は理不尽では?」
「あの上司のやり方が気にくわない」
そんな不満を下手に愚痴ろうものなら、他人には嫌な顔されるのが現実。
勿論、一方的に相手を飲みに誘っておいてひたすら愚痴ばかり言い続けるのは問題でしょうけど。
嫌な事や理不尽な事があったら、ソレに対する負の感情をSNSで愚痴る。
一昨年、SNSでの誹謗中傷が問題になりネットニュースを騒がせた事がありました。
しかし固有名詞は一切出さず、あくまでネタとして発散する程度であれば良いかと思います。
「○○さんの事ね」ってバレてしまわない様に言葉を選ぶのは、SNSでの発信においては重要ですし。
寧ろ愚痴のひとつすら発散出来ない世の中ってのも息苦しいですからね。
コメント